開運印鑑・はんこのお店 芳文堂
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象牙印鑑について
象牙の印鑑と言いましても上質の物から並質、芯持ち象牙等たくさんのランクが存在します。
下記の象牙の断面図や拡大写真と合わせて当店の象牙印鑑のランク分けをご説明させていただきます。
※当店の象牙はすべて本象牙になります。
 象牙の品質の種類について    象牙印鑑ランク別写真    象牙のお宝印鑑(非売品)

  
象牙の品質の種類について
 
象牙断面図 <中心層>芯の周りで、一番目が細くそろったところから作られ、一本の牙からわずかしか取れません。
<中皮層>芯に割合近いところで目のそろったところから作られています。
(中心層〜中皮層が当店の上質になります)
<外皮層>外側の少し入ったところの少し目が落ち着いた部分から作られています。普通の象牙はこの象牙を使用しています。(当店の並質に当たります)
※外皮層より外側の部分は、一本の牙から最も多く取れますが、目も粗くおすすめは出来ません。安値で売られている象牙はこの部分から取られたものが多いのでは?・・・と推測します。当店では使用しておりません。

象牙印鑑ランク別写真
<上質象牙>
象牙の中心(芯)に割合近い部分から採取した印材です。象牙は芯に近いほど目が細かく耐久性があり、見た目もまた美しいのです。当店では印材仕入れ時に中皮層から内側のものから一本一本自分の目で色や目を見て厳選しております。それを上質として、使用させていただいております。
価格:10.5mm銀行印 16,280円〜18.0mm実印 35,200円/税込
<並質象牙>
当店で使用している象牙の並質は、上図の外皮層の部分にあたります。ただ厳密に言いますと、外皮層の中でも表皮層と中間層に分けられるのですが、粗悪な表皮層のものは使っておりません。
価格:10.5mm銀行印 13,750円〜18.0mm実印 21,780円/税込
<芯持象牙>
芯の小さな象牙からしか取れず、その中でも印鑑の長さに切断した象牙の中心から1〜2本しか取れない大変貴重な印鑑です。
価格:12.0mm銀行印 93,500円〜18.0mm実印 162,800円/税込
<芯持横目象牙(日輪)>
木目の様なシマの濃い象牙からしか取れず、通常は象牙に沿ってタテに取りますが芯を中心にヨコに取る為、そのシマが印鑑の側面に芯を中心にして何重もの丸の模様になっている貴重で美しい印鑑です。
価格:12.0mm銀行印 103,400円〜18.0mm実印 173,800円/税込
拡大写真はこちら
<特上横目象牙>
木目の様なシマの濃い象牙からしか取れず、通常は象牙に沿ってタテに取りますが芯を中心にヨコに取る為、そのシマが側面に何重もの丸の模様になっている綺麗な印鑑です。
価格:12.0mm銀行印 57,200円〜18.0mm実印 104,500円/税込
印鑑屋が象牙を勧める理由とは?
印鑑のおすすめを聞くと象牙が良いと答える印章店はとても多いかと思います。天然印材の中で象牙は最も値段が高額な印材になりますので、はんこ屋さんが儲かるから象牙を勧めるのでは?とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、確かに利益は他の安価の印材と比べますと多いのですが、利益率という面では象牙印材の仕入れ価格が高いという事もありまして逆に最も利益率が低い印材になります。
印鑑を彫刻するに当たり1本に対する仕事量はほとんど変わりませんので、儲かるから象牙を勧めるという事は外れてはいないのかもしれませんが、象牙には何年経ってもほとんど変形しないという特徴がございまして、これが象牙を勧める1番の理由になります。印鑑の性質上、印材が変形してしまいますと印鑑としての役割が果たせず改印等の手続きが必要になりますので、変形しないという事は印鑑の条件としては重要な要素になります。また、象牙は朱肉の付きが良く、綺麗な線で彫刻出来ますので、綺麗な印影が期待出来ますし、開運印鑑に適した天然印材と昔から考えられている事も理由のひとつかと思います。ただ、象牙は比較的重量があり、堅い地面に落下させる等、強い衝撃によりヒビが入ったり(場合によっては割れたり)する事がございますので、取り扱いにはご注意下さいませ。
また、日本国内では象牙は法により管理されておりますが、近年では動物愛護の観点から販売を自粛される印章店も見受けられますし、今後日本国内でも取り引きが出来なくなる可能性もゼロではないと思います。
今後象牙はなくなるかもしれないので早く入手した方が良いとも思いませんが、品質面から象牙は印鑑に適した印材という事でお勧めさせていただいております。
<特別国際種事業者の表示>

※特別国際種事業者登録は更新済みで現在の有効期間満了日は2026年5月31日となっております。
当店の登録情報は下記の一般財団法人自然環境研究センター様のホームページの特別国際種事業者登録簿(公表情報)をご確認下さいませ。 (現在は登録番号が簡略化され、当店の事業者登録番号は第02570号になります)
http://www.jwrc.or.jp/service/jigyousha/pt6-tourokubo/index.htm
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象牙実印の彫刻サンプル
象牙印鑑に関する豆知識
象牙は昔から日本の伝統的な文化としてかかわりの深い物でした。印鑑以外にも楽器や麻雀のパイ等にも使用されており、私たち日本人にとって守るべき文化の一部であると言えるでしょう。
ところがその一方で象牙輸出国では高値で取引きされる象牙を求めて、野生のアフリカ象を乱獲したのです。
1975年にワシントン条約が発効されましたが、それ以降も密猟が絶える事はなく、アフリカ象は減少していく一方でした。象牙の輸入国である日本にとってこの様な出来事は非常に悲しい事であり、自然環境の保護と日本の伝統文化を継続させるという意味では無関心ではいられません。
近年は、ワシントン条約による規制や保護が厳しく、アフリカ象は確実に増加の傾向にあります。また自然死した象の牙(象牙)が行き場なく放置されていた事もあり、第10回ワシントン条約締約国会議で協議された結果、平成11年3月18日以降、ナミビア・ボツワナ・ジンバブエの3ヶ国より日本への輸入が試験的に(一回限りではありますが)認められ、これに伴い、以下の様な措置が国内法で改正されました。
■象牙製品の中で印鑑・印材を取扱う事業者(製造業者、卸業者及び小売業者)は事業者の届出が義務付けられている。
■上記届出事業者については、取引台帳の記帳及び提出が義務付けられている。
■上記届出事業者に対する立入検査の実施。
以上、届出をしていない業者については象牙製品の製造及び販売をする事は出来ません。
●当店は象牙取扱事業者として政府(環境省・経済産業省)より認可されております。
象牙取扱事業者番号:第02570号(旧:T-5-28-00011)有限会社芳文堂
今回の部分的な象牙の解禁については賛否両論で再び乱獲が起きるのでは等の意見もありましたが、その一方で野生の象を保護していくためには資金が必要であり、当事国がその資金を得るためには限られた範囲内での商業輸出は必要不可欠なのだそうです。
(ジンバブエでは象牙の在庫売却で得られた収入は、国の象保護管理活動や野生の象と人間との共存が図られている地域での象の保護や地域活動にかかる費用に当てられているそうです)
最後に、象牙を取り扱う一業者として、以上の様な事項を充分理解した上で、貴重な象牙を大切に取扱いたいと思っております。

象牙印鑑の種類と知識

 
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