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象牙印鑑の種類(ハード材とソフト材の違いとは?)
象牙の印鑑にはハード材とソフト材があると耳にされた方は多くいらっしゃるかと思いますが、実際にはどのような違いがあるかご存じの方はあまりいらっしゃらないかと思います。思い付くのは硬い象牙がハード材で、あまり硬くないのがソフト材という印象でしょうか。これももちろん合っておりますが、ハード材とソフト材は象の生息地が違います。具体的には下記をご参照下さいませ。
※現在日本全国に流通しております象牙は2009年に輸入されたもので、これらはすべてソフト材になります。


上記地図の青色の枠内の国の象の牙は、ハード材であり、光沢のある材料です。ワシントン条約での象牙の国際取引が規制された1989年以降は、国際的に取引されていない材料です。現在日本にあるハード材の材料は1989年以前に輸入されたものですので、大変貴重です。
1989年にナミビア、ボツワナ、ジンバブエの3カ国より、また、2009年に南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエの4カ国(緑色の枠内の国)より、ワシントン条約で許可された材料が日本に輸入されました。この4カ国の材料は、ソフト材であり、乳白色の材料です。横目、芯持は、基本的にはソフト材から取れる印材です。これら4カ国の材料は、薄いシマのあるものが殆どですが、濃いシマのものは、牙100本に1本あるかないかであり、横目印材は大変少なく、希少価値が高い印材です。また、芯の近くで割れている材料が半分位あるため、芯持印材で綺麗な芯を持つものは、希少価値が高く大変貴重です。
赤色の枠内の国のケニア、タンザニアなど、東アフリカも、ソフト材をもつ象が生息しております。
生の印材(ソフト)の特徴
乳白色で少し赤みのある黄色をしている。
薄い(ボケた) シマが年輪状にあることが多いので、印材側面にタケノコ (放物線状)の形をしたシマが出ることが多い。
シマの目立たない生の印材は数がそれほど多くないので希少である。
生の印材(ハード)の特徴
光沢とツヤがあり、中でも水生地と呼ばれる象牙は特にピンク色をして、トロっと透けるような色をしている。
ソフトに比べて、クセ(白い斑点上のものなど、見栄えの悪い模様など)が出やすく、また、芯の近くが黒いので、芯の近くまで印材を取ろうとすると、印材側面が黒っぽく (芯カゲ) なってしまうので、歩留まりが悪い。
ソフトに比べて重く、15mm×長さ60mmの印鑑で、1グラム弱の違いがある。
※ハード、ソフト、共に目無しの部分は殆どなく、また、目無しの部分は必ずしも芯の近くとは限りません。


象牙のハード材とソフト材の違いについて

 
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